初釜

2020-01-17 13:51


年長さんは初釜を行いました。
初釜とは、年初めのお茶会のことです。


今年も保育補助の芳賀さんがお茶会の間ずっと、お琴を演奏してくれます。
生のお琴の音色を聞きながらお茶を楽しむ、とても贅沢な空間となりました。

 
背中をまっすぐ伸ばし、正座をして「よろしくおねがいします」。
日本の伝統文化である茶道ですので、挨拶をきちんとします。
まず園長が「盆点前」を披露します。

 
お客様は先にお菓子をいただきます。
今回は栗羊羹と和三盆(干菓子)です。
自分のお菓子をとり分けたら、隣のお客様にまわします。
「どうぞ」
そして上品に食べます(少し緊張しています)。

 
お茶を出すこどもたちは、飲んでいただくお客様のために、
心をこめてたてます。しゃかしゃかしゃか。
静かな室内に音も心地良く聞こえます。

 
「召し上がれ」
「いただきます」
お茶をたてる人と、お菓子を食べるお客様の両方を交代でやりました。
 
お茶会の感想をこどもたちに聞くと
「お茶が美味しかった」「羊羹が美味しかった」「琴の音がきれいだった」
と、新年のお茶会を満喫してくれたようでした。

芳賀さんのお琴演奏を聞いていると、自分が日本人だということを改めて感じます。
正座をしてのおじぎも上手になりました。
日本の伝統文化を通して礼儀と一人ひとりと向き合う大切さを感じてほしいです。
美しいお琴演奏を聞いて、美味しいお菓子とお茶を頂いて、こどもも大人も
みんなほっこりした気持ちでした。