今日は、保育園にお米を届けてくれている篠原ライスさんと、
そのお米を作ってくれている、新潟の米農家の板垣さんが、
「保育園のこどもたちにお米の話をしたい!」とのことで、
保育園に来てくださいました。
篠原ライスさんは、おとなりの東十条で72年もお米屋さんをされており4代目、
板垣さんも、なんと江戸時代から続く米農家の13代目だそうです!
これはすごーいです!
3・4・5歳のお友だちがホールに集まりました。
「ご飯は好きですかー?」と板垣さんが聞くと、こどもたちは「はーい!はーい!」と
手を挙げました。みんなご飯が大好きです。
そんなご飯(お米)をどうやって作っているのか、板垣さんが自分で撮った写真で
最初から説明してくれました。「お米の一年」のお話です。
苗が育つためにはお水がとても大切なこと、去年は夏暑くて、雨が長い間降らなかったので
毎晩夜遅くまで田んぼを見回っていた話なども・・・。
東京ドーム10個分、全部で車で見回ると1日かかるそうです。
お米も人間と同じで、愛情がないと育たないのですね。
お米ができるまでの流れをきれいな写真で見せてくれたので、こどもたちも
興味深く聞いていました。冬は寒い倉庫にねかせて、時々冷たい空気を入れるそうです。
お米は生きていて、寒い空気が入るとギュッと締まり、甘みを出して身を守るそうです。
一粒一粒が生きているということを熱心に話して下さいました。
篠原ライスさんも、玄米や白米の違いなどの話をしてくれました。
保育園では毎日、白米に玄米や麦をいれて食べています。
もみがら、米ぬか、白米、玄米など実物を持ってきて見せてくれました。
全て私たちの生活で大切なものばかりです。
昔は米ぬかで、玄関や縁側、大黒柱を拭き、ツヤを出していました。
今回、お二共にお米への熱い思いを語って下さいました。
保育園では、板垣さんが我が子を育てるように大切に育てたお米を、
お米屋の篠原さんが買い付けて、園に運んでくれています。
ですので安全で安心なお米を食べています。
私たちの主食、日本人の文化、歴史、生命を育んできたお米を大切に食べていきたいと思います。