土で絵の具を作ろう 2日目

2023-06-28 10:55
土で絵の具を作ろう 2日目

星美学園短期大学の藤原先生とどんどんさん(年長)の「土で絵の具を作ろう」の2日目の様子です。
今回はいよいよ前回の泥から作った土から絵の具を作ります。
まずは前回から乾燥して、パリパリになった土をみんなで触ってみます。この前とは別の物のようですね。「チョコレートみたい」と子ども達が表現してくれました。
 

絵の具にするために、固まった土を乳鉢に入れて皆で順番に粉にして細かい粒子にしていきます。
おそらくみんな初めての体験で、「乳鉢」大人気です。石特有の質感と重みがいいですね。
 
 
土が細かくなったら、パレットにスプーン1杯の土と洗濯のりを入れていきます。このパレットは先日職場体験で来てくれていた十条富士見中学校の生徒さんが牛乳パックを切って作ってくれておいたものです。中学生の皆さん色々な準備にご協力いただきありがとうございました。
 
 
洗濯のりは、自分が入れたい分を自分で決めます。入れる量によって、土の濃度が変わるのでそれも個性ですね。
 
 
洗濯のりを入れたら、指で土とまぜて絵の具の完成です!!
 
 
それぞれ自分で作った土の絵の具で、画用紙に自分の指や手で描いていきます。
指先で点描する子や、手全体を使って描く子と自由で色々な作品ができました。


みんなの作品が出来、お互いの作品をみての感想や体験してみての感想などをお話しました。
「洗濯のりが絵の具になるのが不思議だった。」や「土がサラサラで気持ちよかった。」など色々な感想がありました。
 

今回は日常の保育では今まで取り入れることのなかった「土から絵の具を作る」という本当に貴重な経験をすることが出来ました。みんなが乳鉢で細かくしてくれた沢山の土は、園でまた絵の具を作って遊びたいと思います。
当日はとても充実した2時間でした。子ども達が土に触れることでどんどん表情が柔らかくなっていきました。自然に触れることは心をリラックスさせて、自分の描きたいものに向かわせてくれるのですね。


藤原先生のおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
後日乾燥した作品を見に来てくださった藤原先生とみんな一緒に給食を食べていただきました。
また、今後も藁(わら)を使った活動などをご検討いただいております。楽しみですね。