SDGs~無駄なものなんてない~

2021-09-09 13:45

人類が安定してこの世界で暮らし続けていくために2015年国連で、
世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、
2030年までを目途に達成すべき具体的な目標を立てました。
テーマは「世界中の誰も置き去りにしない」こと。
「持続可能な世界を築くためには、何をしたらいいだろう?」
「SDGsの達成のために、自分はどんなことができるだろう?」
一人ひとり、みんながそれを考えて、生活を見直し、行動することが大切でなんだと思います。
私たち保育園だってできることはきっといっぱいあると思いました。

まずは年長児でミーティングを開いて話し合ってみました。
まずは「無駄なものなんてない」を話し合っていく上で
「無駄使いって保育園の生活の中でどれぐらいあるんだろう?」と問いかけてみました。

すると、
「まだ使える折り紙や画用紙を捨てちゃう時」「電気をつけっぱなしにする時」
「ティッシュを何枚もいっぱい使う時」
など、子ども達自身が思ったことを言ってくれました。
そこで「確かに!電気も電気代ってお金がかかってるものだから、使わない時は消す!
をみんなで声がけし合えたらいいね!」と伝えた時でした。


「じゃあ太陽が明るい時は最初っから点けなければ電気代もかからないんじゃない?」と
手を挙げて発言してくれた子がいました。すると周りの子も「うん、確かに!」と共感。
現在年長組では「そっち側明るいから電気点けてないよ!」と、外から入る自然の明るさを子ども達が判断して節電に取り組んでくれています。
そして何より、こういったことも自信を持って発言してくれるようになった子ども達を何より嬉しく思っています。
 
 
次の取り組みは、調理室で給食を調理する段階で出る、野菜の皮や切れ端などの「生ごみ」。
これをテーマ「⑭海の豊かさを守ろう」と「⑮緑の豊かさを守ろう」に則り
、今回考えたものが堆肥づくりです。専用のコンポストセットを用意し、
​生ごみを堆肥へ変える取り組みを始めました。
 
子ども達が調理室に生ごみを受け取りに行き、細かく指でちぎります。
秤を使って約400gを量り、専用のバックに入れて、コンポスト基材と混ぜ合わせていきます。

 
これを毎日子ども達だけで3週間~1ヵ月行い、熟成させて堆肥へと変えていくのです。
そして実際に園の畑などに使用する予定です。

 
引き続き、子ども達の気付きや考えを尊重しながら子ども達が主体のミーティングの場を設けていく中で、「捨てない暮らし」を子ども達と一緒に見つけていけたらと思います。