5歳食育「お米を知ろう!」

2021-09-11 17:24
毎日給食で食べるお米。そのお米を届けてくれるお米屋さんと、お米を作っている新潟の農家さん
がいます。お米屋さんの名前は、「篠原ライス」さん。東十条で74年も続くお米屋さん。
そして新潟県村上市の米農家、板垣さんはなんと江戸時代から続く13代目だそうです。
 
コロナウィルスが流行する2年前、お二人が園に来られて3,4,5歳児さんにお米の話をしてくだ
さいました。また園長と調理師の小山さんは、板垣さんの田んぼまで行って、田植えをしてきました。
今はコロナ禍で、密を避けないといけないので、5歳児さんだけの食育です。
そして板垣さんは新潟から生中継という形で、Zoomでの参加となりました。
  
「山と川と美しいところだったよ、お水がとてもおいしかったよ。だからお米がとてもおいしいんだね」
と体験談から始まり、篠原さん(お米屋さん)を紹介しました。
 
 
篠原さんが本物の稲穂で「お米はこういうふうに実るんだよ」と教えてくれました。
右の写真で篠原さんが持っているもの、子どもたちは「納豆だ!」と言っていましたが、
これはモミです。

 
皮をむくと玄米になり、さらにむくと白米ちゃんが出てきました。

 
篠原さんのお米のお話が終わると、板垣さんの登場です。
「こんにちはー!」
「こんにちはー!」
広い田んぼには黄金色の稲、千切れ雲が浮かぶ青い空が画面に広がっています。


板垣さんの後ろには何やらカッコいい乗り物が!…子どもたちの目が釘付けになります。
「これは稲刈り機、コンバインです。」
実際にコンバインが稲を刈る様子を見せてくれました。思ったより早いスピードで
進みます。稲を刈って吸い込み、お米の部分(モミ)だけ取り込み、稲はそのまま地面に
戻すのだそうです。すごい!

 
コンバインにモミが溜まったら、何やら長い筒を本体からビヨーンと伸ばして、
トラックに積んである袋にザーーーッと入れていきます。

 
次は板垣さんがコンバインを運転します。
実際に乗っているような運転席からの景色に、子どもたちも興味津々!
まるで私たちが目の前で稲を刈っているようでした。
稲がどんどん吸い込まれていく様子がよくわかりました。


板垣さんへの質問コーナーでは、色々な質問が出ました。
「お米はなんでおいしいの?」
「農家の人は冬には何をしているの?」
「田んぼの地面はどんな感じなの?」


来週から給食のご飯も「新米」になるそうです。
板垣さんの言葉で「お米を健康に育てたい。そのためには水の量や天候が大切で、人間の手間が必要だよ」
と話されました。子どもたちと同じだと思いました。板垣さんは健康なお米を、私たちは健康な人間を、
ですね。どちらも日本の未来です。
おいしい新米…楽しみです!板垣さん、ありがとうございました。

 
そして最後は篠原さんの、楽しい「お米クイズ」で盛り上がりました。
篠原さん、ありがとうございました。